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ペットの癌を免疫療法で治す

  • 公開日: 2019-05-13

(研究の背景および目的)
犬や猫などの愛玩動物は大切な家族の一員となっています。ペットにとっても癌は一般的な病気であり、愛玩動物の健康を考える上で癌治療は重要な課題になっています。人の癌治療では外科手術、放射線治療、化学療法など従来の治療法に加えて、免疫療法が新しい柱として期待され盛んに研究されています。当研究室では、ペットへの免疫療法の実施について研究を進めているところです。
(主な内容)
●犬の悪性リンパ腫に対する癌ペプチド療法の開発犬や猫ではリンパ腫は最も多い腫瘍の一つです。多くの症例で抗癌剤により一時的に治療効果がみられますが、再発し予後が悪い疾患です。抗がん剤でがん細胞の多くを殺した後に、がん細胞を狙い打つ、「免疫療法」を行うことで、予後の改善を狙います。犬のリンパ腫の細胞●多くの癌に応用できる免疫療法の開発がん細胞を狙い打つことができない場合には、養子免疫療法(LAK療法)やがん細胞そのものを標的にした樹状細胞免疫療法を利用することを考えています。これらの治療が早い時期に臨床応用できるように研究を進めています。肺転移がみられる症例養子免疫療法:自身の免疫細胞を体外で免疫力を高めて活性化させた後、体内に戻す治療法樹状細胞免疫療法:癌細胞の目印をリンハ゜球に認識させ癌細胞を効率よく攻撃させる治療法●すべては動物と飼い主さまのために、そして未来のために実際の治療では、患者さんがもっとも利益を得られるような治療を選択していくことが基本になります。動物病院に導入されているCT、MRIなどを駆使して治療効果を客観的に判定していくことが未来を切り開くために大切だと考えています。
(期待される効果・応用分野)
動物病院では、人間の医療とほぼ同じレベルの治療が要求されるようになっています。しかしながら臨床獣医は、まだ発展途上の分野であり、われわれはその要求に十分には答えられてはいません。地域の動物病院や機関、全国の機関や企業等と協力することで、疾患の新たな診断・治療法や予防法を開発に取り組み、ペット医療の進歩に貢献したいと考えています。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●癌免疫の研究以外にも、臨床の現場で有用な診断法・治療法の開発に協力しています。●ペットフードや新しい治療薬、医療材料の開発にも、治療と予防の観点から研究を進めています。
(コーディネータから一言)
ペットの癌に対して、免疫療法を取り入れた治療法を研究中。CT、MRIを使った診断情報の提供とともに、新たな診断・治療法を開発しています。治療・予防の幅広い分野で、病院、機関、企業等との連携が可能です。
(研究分野)
獣医学 医学 臨床獣医学
(キーワード)
動物医療 犬 猫 癌 免疫療法 臨床治験

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 国内 / 南九州 / 南西諸島域 / その他地域
有効期限 : 無期限

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