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環境や建物空間における彫刻表現の在り方

  • 公開日: 2019-05-13
  • 変更日: 2021-09-08
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(研究の背景および目的)
現代の都市空間には多くの彫刻が配置されています。しかしながら、建築空間とマッチしているのかが疑問に思える彫刻も少なくありません。その理由は、その彫刻が設置される場を想定したものではなく、彫刻家自身のイメージとコンセプトで制作したものであることによるミスマッチに他なりません。そうした例を見るにつけ、制作者と建築家、設計者との連携により、よりよい空間作りができるはずだと考えています。作品が置かれるのに適切な場や構成についての研究を進めています。
(主な内容)
詩的な情景を具象的に立体造形・彫刻として表現する表現技法研究を行っています。・塑像で表す場合、木や石、ブロンズで表す場合、それぞれの素材の持つ特徴を十分に生かした形体とはどういうものか、同一テーマで比較研究しています。・野外彫刻にも積極的に関わっています。彫刻が設置された場や環境に対して、どのように働きかけるかについて、考察しながら制作研究を行っています。●地域との連携による最近の主な活動<鹿児島県志布志市>「御釈迦祭り」新生児灌仏会記念モニュメント制作に関する研究推進事業として、市内に「誕生」像、「出会い」像の2体を設置(平成1920年)<鹿児島県与論町>県助成による講座において、町民による「ポセイドンの馬」像制作を監修(平成20年)。鹿児島大学地域貢献事業による講座において、同じく「ライオン」像制作を監修(平成21年)<香川県高松市>第7回石のさとフェスティバルに招待され、「天空の恋人たち」像を高松市立図書館前に設置(平成19年)<ルーマニア・トゥルグジウ市>ブランクーシ国際彫刻シンポジウムに招待され、「DORAGOBETE」像を設置(平成20年)「出会い」(2008年・志布志市)
(期待される効果・応用分野)
「ボルテラの詩人」(2010年・日展)彫刻展会場(2010年・鹿児島大学中央図書館)与論町ではギリシア・ミコノス島との姉妹盟約を象徴する純白の像を、地元のサンゴ石を使って住民の方と一緒に制作しました。志布志市の像も彫刻ロードを目指した作品です。ルーマニアのトゥルグジウは抽象彫刻の創始者ブランクーシの作品群が街にストーリーを奏で、観光の目玉になっています。「石のさと」高松市牟礼町・庵治町も多くの彫刻家による作品が街を彩っています。街づくりに彫刻は寄与できます。街の歴史や文化をテーマに、彫刻を核とした街づくりを提案したいと考えています。
(共同研究・特許などアピールポイント)
●街並みや空間に合うオブジェ・彫刻のアドバイス、コーディネイトのアイデアを提供できます。●彫刻のメンテナンスに協力できます。●場所を提供いただければ、展覧会の開催が可能です。
(コーディネータから一言)
彫刻家として精力的に活動し、多くの作品が学校や公的施設を中心に設置されています。彫刻を環境や空間にマッチするようコーディネイトすることで街づくりに貢献できます。地域と連携した活動に取り組んでいます。
(研究分野)
ブロンズ 乾漆 木彫 石彫技法を使った彫刻表現
(キーワード)
彫刻 彫刻 公共空間の造形 表現 心象の彫刻

カテゴリ : シーズ(得意な技術・サービス等)
対象エリア: 国内 / 南九州 / 南西諸島域 / その他地域
有効期限 : 無期限

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